赤ちゃんのお食い初めを徹底解説!歴史や準備するものは?

赤ちゃんが誕生すると、健やかな成長を祈るさまざまな行事が行われます。その中でも、「お食い初め」は具体的に何をすればよいのか、実は詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。今回は、まもなく我が子のお食い初めを迎えるというパパやママのために、お食い初めの成り立ちやマナー、準備するものなど気になるポイントについて説明していきます。

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お食い初め(百日祝い)の歴史

お食い初めは「百日祝い」とも呼ばれる、赤ちゃんが生後100日を迎える頃に行う儀式のことです。赤ちゃんに初めての歯が生える時期でもあり、それを祝うとともに、一生食べるものに困らないようにとの願いをこめて特別な儀式を行います。お食い初めの歴史は古く、なんとその起源は平安時代にまでさかのぼるほど。医療技術や食事の栄養が不十分だった当時は、赤ちゃんが生後100日まで無事に成長できないことも珍しくありませんでした。このため、赤ちゃんの成長に合わせてさまざまな儀式を行い、成長を祝うとともに将来の無事を祈っていたのです。お食い初めも、そんな儀式のひとつとして広く親しまれるようになりました。

儀式であり実際に食べさせるわけではない

お食い初めと聞くと、赤ちゃんに何かを食べさせるのかと思いがちです。生後100日というとまだやっと3カ月を過ぎたあたりで、「離乳食も始まっていないのに」と心配になる人も多いでしょう。実は、お食い初めとはいっても赤ちゃんに何かを食べさせるわけではなく、あくまでも食べる真似をさせるだけなので安心してください。準備した食べ物を赤ちゃんの口に近づけたり、食べ物とともに準備した「歯固めの石」に触れた箸を赤ちゃんの歯茎に軽く当て、丈夫な歯が生えるように願ったりします。

ひと昔前は親戚や近所の人が集まり、にぎやかにお食い初めを行うこともありましたが、現代では両親や祖父母だけで行うケースも少なくありません。食べ物を自分たちで準備することもあれば、料亭などのお食い初めコースを利用することもあるなど、スタイルもさまざまです。儀式を行う時期もきっかり生後100日でなくても構わないので、祖父母など参加予定者の都合を聞きながら計画すると良いでしょう。

お食い初めの作法やルール

お食い初めは古くから続く慣習であり、準備する食べ物や作法などには一定の決まりがあります。まず、食べ物については赤飯のほか、ハマグリの吸い物と筑前煮などの煮物を2品、歯固め用の石を添えた梅干しに尾頭付きの鯛の6品を準備するのが一般的です。

食べ物にはそれぞれ意味があり、たとえばハマグリは上下の貝殻がピッタリ重なることから「良い伴侶に恵まれる」、梅干しは「シワができるまで長生きする」などの願いが込められています。ただ、吸い物の具や煮物の内容などは地域によって異なることもあるので、一汁三菜に尾頭付きの鯛という基本さえ意識していれば気にしすぎる必要はありません。

実際に赤ちゃんに食べる真似をさせるときは、赤ちゃんと同姓の年長者が担当すると、赤ちゃんが長生きすると伝えられています。女の子の赤ちゃんなら、祖母や曾祖母といった具合です。ただ、これはあくまでも慣例的なものであり、ほかの人がやったからといってお食い初めの儀式が失敗するわけではないので、楽しい時間を過ごせるのであれば誰がやっても構いません。なお、食べ物は「赤飯」「吸い物」「赤飯」「魚」「赤飯」「吸い物」という順番で赤ちゃんの口元に近づけ、それを3回繰り返すのが基本です。それが終わったら、歯固めの石を箸で触り、その箸を赤ちゃんの歯茎に当てて丈夫な歯が生えてくるように皆で願いましょう。

歯固め用の石は、お宮参りのときにもらえることも多いです。黒と赤、白の3色の石を準備するのが正式な作法とはされていますが、地域によって異なることもあるため、あまり気にする必要はありません。近所の河原で思い出になるものを見つけるのも良いですし、通販やベビー用品店で購入できることもあるので探してみましょう。ただし、箸や赤ちゃんの歯茎に触れるものなので、当日までにきれいに洗ったうえで清潔に保管しておくことが大切です。

お食い初めに準備しておきたい食器や食べ物とは

お食い初めは正式な祝いの儀式であるため、食べ物を入れる器も一般的なものではなく漆器を用いることが多いです。赤ちゃんが男の子であれば外側内側ともに朱塗りの漆器、女の子であれば外側が黒で内側が朱塗りの漆器を使用するのが基本ですが、地域によって異なる場合もあるので事前に確認しておきましょう。ただ、漆器は高価なものが多く、わざわざ購入するのをためらってしまっても無理はありません。正月やほかの祝いの儀式で使うこともありますが、あまり器にこだわりがなければ一般的な食器でも問題ないでしょう。

ちなみに、お食い初めをするにあたり、食器や食べ物の準備をするのが大変だと感じるパパやママも少なくありません。生後100日頃の赤ちゃんにはまだまだ手がかかり、まとまった睡眠をとれずに疲れ果てているパパやママも多いのです。お食い初めの準備をする余裕がないという場合は、自分たちで準備することにこだわらず、ホテルや料亭などのお食い初めコースを申し込み、皆で出かけて用意されたものを食べるというのも良いでしょう。これなら準備も後片付けも必要なく、普段とは違う特別な感覚も味わえるため、疲れているパパやママも安心して当日を迎えられます。

また、インターネットで宅配のお食い初めセットを購入するという方法もあります。お食い初めに必要な献立が調理された状態で届くため、パパやママは開封して並べるだけで良いというわけです。自分たちで材料をそろえたり調理したりせずに本格的なお食い初めができ、非常に便利なサービスといえるでしょう。お食い初めセットを取り扱っている業者はいくつもあり、中には漆器やお食い初めに参加する人用の料理も一緒に注文できるところもあります。小さな赤ちゃんを連れての外出は大変なことも多いので、周囲の目を気にせず自宅できちんとしたお食い初めができるのは大きなメリットになるでしょう。

お食い初めにおすすめの服装

実際にお食い初めを行う場合、どのような服装をすれば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。自宅で身内だけで集まって行う場合は、服装に関してそこまで気にする必要はありません。一般的な普段着でも構いませんし、せっかくなので赤ちゃんにベビードレスや着物を着せたりして、記念にするというのもおすすめです。自宅なら、赤ちゃんの負担や服を汚してしまうのが気になる場合、記念撮影だけ済ませてサッと着替えることもできます。ホテルなど外でお食い初めを行う場合は、できるだけきちんとした服装を心がけたほうが良いでしょう。正式な服装マナーとしては、赤ちゃんは母方の祖父母から贈られた色付きの小袖、大人はスーツや着物を着用します。

小袖がないという場合はレンタルしたり、きちんとした印象のベビー服を着せたりするのがおすすめです。ただし、真夏にお食い初めをする場合は、服装のマナーより赤ちゃんの健康を重視しましょう。猛暑の中、小袖を着せて外を連れ歩きでもすれば赤ちゃんが熱中症になりかねません。涼しい場所に着いてから着替えさせるか、小袖は諦めて過ごしやすいベビー服にするなど、赤ちゃんの健康を損なわない服装を心がけることが大切です。また、生後100日頃の赤ちゃんは、一日に何度もおむつ替えや授乳をしなければなりません。高価な小袖を着せたり着替えがしにくい服を着せたりすると、おむつ替えや授乳のときに苦労してしまう可能性もあるので注意しましょう。

いかがだったでしょうか?お食い初めは形式も大切ですが赤ちゃんの健やかな成長を祝う気持ちが一番のポイントです。また初めての方でも、お食い初めセットを利用しアレンジすれば誰でも簡単にできる儀式なので是非家族みんなで楽しんでみてくださいね♪